Installation:July 2009

The Space of Mental Sheen ― 八不

2009,7,8~7,14 ギャラリー西利

Title of work/image: Installation-The Space of Mental Sheen “Eight negations”

It is made dark and the interior of a room is spotlight use.

The echo sound of waterdrop is sounded.

Medium: Paper and Staff on Sumi(墨), Gofun(胡粉)/Dimensions: Art cloth on Sumi,3000x1000mm, Paper on Sumi, Gofun 1900x1000mm,5works/Suikinkutsu 水咲(suisho)

                                           
                    

             

           

 

         

         

    

タイトル、「The Space of Mental Sheen ― 八不」は、龍樹(インド、紀元150~250年、初期大乗仏教の確立者といわれている)が「縁起・空・中」を論じた主著『中論』(原名そのものではない)に記される八つの否定、「不生亦不滅、不常亦不断、不一亦不異、不来亦不出」、実在は否定され、実相を見出す世界。その境地、妙なる次元にいたれば、精神は解き放たれ、直感が輝く、実に素晴らしい世界だと数多の導師が示されています。

実に素晴らしい世界、The Space of Mental Sheen、精神の輝く空間。本来執着の無い世界には何も必要がない、しかし、何事も無いけれど何事かある世界。「意図的な計らいの否定、自他のない次元、目にうつるモノ・耳にきこえるモノ・手にふれるモノ、そのモノになりきる」という発想から、何か・・・気配する次元を、私の今の瞑想的次元で、創建します。

妙なる次元の視覚化。エレベータ正面の空間に、「不生亦不滅、不常亦不断、不一亦不異、不来亦不出」を、墨・胡粉を使った撥墨手法の平面作品、垂らし・流し、オートマチズムによる過程、概念のスクリーン。そして、小さな光をセット。また、聞こえるか聞こえないかの水音、室内用水琴窟「水咲(すいしょう)」を奥に設営。「不在亦不不在」、何もない、何も必要がない、しかし、実際には何かが・・・のインスタレーションを試みます。

この現実世界は、すべてが等しく、太陽と月の光をうけ、水によって潤される。ナニモノにも、誰にもあたえられている基本的なこと、生命を輝かせる機会と存在のみいだし。自らは不在であり、醸し出す気配で他者の眼にみいだされる佇まいとして、自らなるものとして存在することへの幸い。人生は美しいと結べる幸いへ。(水耶)

 

 

 

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